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教科「情報」問題データベース(当サイト)について

 当サイトは、教科「情報」をご担当されている先生どうしが普段の小テストや定期考査の問題を共有したり、普段の授業での疑問点を解消したり、情報交換を行ったりできる会員制サイトです。

本サイトは管理人の研究の一環として運用しておりますので、時々アンケート等のご協力をお願いすることがあります。
管理人 : 福岡県立学校 教諭 松島拓路 (熊本大学大学院社会文化科学教育部教授システム学専攻)

研究の目的
Q&A 機能や掲示板機能を備えたナレッジコミュニティ型学習支援システムを構築し、教科指導に対する不安感を持っている情報科教員の不安感を軽減すること。

研究発表

日本情報科教育学会 第15回全国大会 2023年7月2日(日) 東海大学品川キャンパスにて口頭発表を行いました。

2-B-4 高等学校情報科を対象とした教員の不安感を軽減するナレッジコミュニティ型学習支援システムの設計, https://jaeis-org.sakura.ne.jp/taikai/t23/home/html/presentation.html

サイト名について

公開当初は問題投稿・検索機能のみの予定だったため、サイト名を教科「情報」問題データベースとし、ドメインも情報(joho)のquestion(9)のdatabase(db)としました。

その後、”ナレッジコミュニティ”として発展させられないかと思い、Q&A機能や掲示板機能も追加しました。今後は教員研修機能や教材共有機能の追加を予定しています。

サイト名変更のお知らせ(2023年10月6日)
サイト名を以下の通り変更させていただきました。
(旧)教科「情報」問題データベース
(新)情報科教員Hub

サイト公開の理由

 2022 年度より高等学校では新学習指導要領となり「情報 I」(共通必履修科目)の学びが始まっています。また、国立大学協会は 2025 年から国立大学の一般選抜受験生には原則として大学入学共通テスト「情報(科目は情報 I)」を加えることを決定した[1]ため、情報科教育の重要性が増しています。

 一方で、専任教員の不足が全国的に問題になっています。文部科学省(2022)の調査によれば、情報科担当教員 4,756 人のうち、臨時免許状や免許外教科担任などで授業を受け持っている教員は 796 人で、臨時免許状や免許外教科担任が 1 人以 上いる自治体は 49/65 となっています[2]

また、中山ら(2016)によると、2015 年時点で「情報」のみを担当している専任教員は全体の 20%程度であり、情報科免許を所有していても半数以上の教員が他教科と兼任で担当しているということが報告されています[3]

さらに、単位数の関係から、情報科を担当する教員は 1 校に 1 人しかいない場合も多いです。このような状況は、情報科教員の不安感や孤立感を引き起こす原因となっています。

 そこで、全国の情報科教員どうしが授業内容を議論したり、作問した問題を公開し意見をもらったりできる「ナレッジコミュニティ」をオンライン上に作ることで、相互支援の場が生まれ、不安感を軽減できるのではないかと考えました。

[1]一般社団法人 国立大学協会(2022): “2024 年度以降の国立大学の入学者選抜制度-国立大学協会の基本方針-”, https://www.ja nu.jp/wp/wp-content/uploads/2022/01/202 10128_news_001.pdf, (参照日 2023/05/02)

[2]文部科学省(2022): “高等学校情報科担当教員の配置状況及び指導体制の充実に向けて”, https://www.mext.go.jp/content/202 21108-mxt_jogai02-000021518_001.pdf, (参照日 2023/05/02)

[3]中山泰一,中野由章,久野靖,和田勉,角田博保,萩谷昌己,筧捷彦 : “情報科における教科担任の現状”, 2016 年度情報処理学会関西支部大会講演論文集, E-01(2016)

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2022.09.04サイト公開
2023.10.07更新